講師に「株式会社吉野家ホールディングス 安部修仁会長」をお迎えし、
今回は牛丼いっぱい400円を280円に価格改定した当時の背景~その準備や実践
についてお話しいただきました。
浜松の方々を中心に、北は石川、西は大阪、東は東京からお集まりいただいた皆様
大変ありがとうございました。
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▮当法人が安部会長に講演をお願いした背景▮
障がいがある人たちが社会生活を過ごす上では
様々な困難があります。
時代と共に、徐々に進展はしているものの
未だに多くの問題と向き合っています。
そこで、他業界は問題点をいかにして克服しているかを
参考にし、障がい福祉サービス事業の更なる発展に
寄与せねばならないと考えています。
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倒産~復活を遂げた吉野家は、毎年増収増益で成長していたそうですが、
2000年ごろ減収減益に転じたそうです。
『お客様からの信認を得られていない』安部会長は早期に問題を受容し、
策に打って出たそうです。
『顧客からの期待とのズレを解消せねばならない』
『セクショナリズム(大企業病)を打破し覚醒せねばならない』
2001年上記二点を目的にプロジェクトを立ち上げ
目的を果たす手段としていくつかの選択肢や実証から
価格改定を決断したとのこと。
吉野家は価格改定の前に【250円】キャンペーンを実施した際、
品切れするほど大盛況に終わったそうです。
素人の私たちは「これに味をしめて…280円に」と思ってしまったのですが、
会長は「マネジメントとオペレーションの敗北」と社内外に対して
敗北宣言をしたというのです。
味のブレが生じた・・・「うまさの敗北」
お客様をたくさん待たせてしまった・・・「はやさの敗北」
お持ち帰りの中断、従業員の混乱などなど、
失敗を認め、その教訓を価格改定の際はいかしたそうです。
従業員の動きを分析し、作業の改変
店舗従業員が本来業務に集中できるよう、物流の改変
合理的に事務手続きが行うことができるよう、システムの改変
お客様の期待を裏切らない、吉野家の味を守るという方針のもと
様々な思考、実証実験、お客様の反応、取引先やFCオーナーとの調整・・・
これらの積み重ねによって、減収減益という深刻な事態を
打破した行動力に私は多くの学びをいただきました。
次回8月25日は、多くの人の記憶に残る吉野家から牛丼が消えた
時節の話になります。~BSE禍からの復活~
皆様のお越しをお待ちしています。
当時、デフレの強者と言われた吉野家。
デフレをけん引したように思われがちですが、
値下げは目的ではなく手段だったんです。
280円はニーズ変化への対応だったということです。
私たちは十分にニーズへの変化に対応しているだろうか?
対応している気持ちになってしまってはいないだろうか?
口だけで、経営努力等をしているだろうか?
今日から行動を変えよう!この度のお話を伺って
こんな気持ちを持ち帰った方は少なくなかったようです。
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講演前の店舗。皆様ご来店誠にありがとうございました。
ちゃっかり、新たな取引の芽も生まれ、
夏ギフトも大好評。
接客に力が入ります。(入りすぎ!?)
スタッフのみんなもお疲れ様でした!
※※※※※※※※※※※※※ お知らせ ※※※※※※※※※※※※※
『第3回 食能HOW講演会』
講師:株式会社吉野家ホールディングス 安部修仁会長
8/25(木) 14:00~16:00
テーマ(案)~BSE禍の克服~
第40回地域交流パーティー
11/20(日) グランドホテル浜松
『障害者差別解消法』
内閣府HPへ
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